ヨハン クライフのアヤックス、バルセロナ、オランダ代表での活躍を紹介
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ヨハン クライフ

クライフについてのデータはこちらにございます
アヤックス時代のクライフ

  トータルフットボール


 ヨハン クライフによるとトータルフットボールではクライフ含む全員がポジションチェンジを頻繁に行い、チーム全体をコンパクトに保ち、ハーフウェイラインを挟んで選手全体の幅が攻撃側に、守備側にそれぞれ15m程度に保ち全体が長く伸びないようにするのが基本である。その上で選手たちは、様々な決まりごと(センタリングが上がったときの動き方など)に則ってアグレッシブに動くことになっている。これは、1965年からアヤックスの監督と
   なったミケルスによってつくられ、クライフらによって実践された。
   そして、アヤックスは68-69シーズン、決勝でミランに1-4で敗れたものの、翌シーズンはクライフの
   ほかニーケンスやハーンなどの若手が現れ育ち、70-71シーズンからチャンピオンズリーグ3連覇を
   果たす。そして、その中心となったクライフは71、73年のバロンドールを獲得している。

  クライフ バルセロナへ

 このように、世界に衝撃を与えたトータルフットボールだが、これを作り上げたミケルスをアヤックスは引き止めることがでず、ミケルスは71-72シーズンからバルセロナの監督となる。さらにミケルスの後を追うように73年にクライフはバルセロナに移籍する。そして、クライフの加入後バルセロナは22戦無敗の快進撃を続け、73-74シーズンのリーグを制し、クライフはワールドカップの活躍もあり三度バロンドールを獲得することとなった。

 '74 西ドイツワールドカップ

 
ワールドカップ西ドイツ大会のクライフ ミケルスは74年にバルセロナの監督と兼任でオランダ代表監督に就任する。ワールドカップのある年に就任、さらに兼任するなど今ではあまり考えられないことだが、当時のオランダ代表の多くは元アヤックスの選手であり、さらにチームの中心ヨハン クライフとニーケンスがバルセロナに所属していたため、このようなことも可能となった。
 そして、オランダは、ブラジルを終始圧倒しクライフとニーケンスのゴールで沈めるなど、決勝まで14得点1失点の快進撃を続け決勝にのぼりつめる。決勝戦は地元の西ドイツ、下馬評ではオランダ有利で、実際も予想通りの展開で進む。開始早々にクライフのドリブルを止められず、オランダがPKで先制。しかし、西ドイツの反撃にあい、PKで同点とされた後ミュラーのゴールで逆転されてしまう。その後、オランダの猛攻も実らず、西ドイツに敗れることとなる。


 クライフの選手としての晩年

 77-78シーズンにバルセロナでリーグを制するとクライフは現役を引退をする。しかし、翌年アメリカで現役に復帰し2年過ごし、オランダに戻ることとなる。81-82シーズンから2シーズンをアヤックスで、その後1シーズンをフェイエノールトで過ごし、すべてでリーグ優勝している。そして、フェイエノールトで現役を引退し監督への道を歩みだすこととなる。


 監督としてのクライフ


 現役引退後2年でクライフはアヤックスの監督に就任する。アヤックスではリーグ優勝はできなかったものの、86-87シーズンはリーグカップとカップウィナーズカップを制している。
 そして、88年クライフはバルセロナの監督となり、89年にはカップウィナーズカップに優勝、そして90-91シーズンには5連覇中のレアルから覇権を奪還、その後4連覇することとなる。また、92年にはチャンピオンズリーグも制している。当時のバルセロナはロマーリオやストイチコフなど個性的なメンバーであったが、クライフは才能を生かすためにはチームプレーも必要であると説き、ストイチコフに「クライフからすべてを学んだ」と言わしめるほどとなった。
 クライフの考えはミケルスを基礎としていますが、クライフはチームプレー偏重している時代であるからこそ、よりダイレクトプレーを生かせるポジショニング、ドリブルが重要であるとしている。また、80年代のサッキのプレッシングサッカーに関しては、テクニックがなくポジショニングが悪いからプレスを受けるのであって、テクニックのある選手を揃えればプレスも無効になるという。
 そして、クライフは96年に監督を引退する。その後数々のオファーがあるも現場復帰にはいたっていない。
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